太田あさひの日誌

旧・中西香菜さんがおすすめの映画をひたすら観るブログ。アンジュルムの中西香菜さんがおすすめする映画の感想だけでなく、旅行や考えごとについて書き残す。

Tommy heavenly6とその周辺、めっちゃよくね?という話 in 2022

最近、ツナマヨさん()の影響でaikoやらJUDY AND MARYやらを聴くようになった。すると、サブスクのおすすめに出てくる曲がほとんどすべて90年代~00年代の曲になってしまった。

 

ツナマヨさん
ひとまわり年上の彼女。アラフォー。
最近、ここ一年程ずっと勉強していた資格試験が終わったため、ゆる禁酒を終了した。

 

わたしはYouTube Musicを利用しているのだが、このサービス、「ラジオ」という機能があり、選択した曲と似ている曲を寄せ集めて即興プレイリストを作ってくれる。
ツナマヨさんが好きだからきいてみよー」と軽い気持ちでaikoの楽曲を選択すると、あら不思議、あっという間にJUDY AND MARYやらGO!GO!7188やらLINDBERGやらで埋め尽くされた90年代女性ボーカルバンドプレイリストが出来上がる。

このプレイリスト、普段のわたしの好みも反映してくれているので、女性ボーカルバンドばかりのチョイスになっており、「まあ全然聴いたことあるしふつうに好き」くらいの曲で揃えてくる。つまり、全く聴いたことのない曲ではないし、むしろ好きな曲だが、進んでいつも聴いているわけではない曲たち(90年代に限る)のプレイリストが作られる。

なんだかんだでそのまま聴いていると、他の曲も聴きたくなる。そうすると、プレイリストの中からさらに一曲選び、その曲で「ラジオ」を開始する。するともっと好みの曲だけのプレイリストになる。またさらにそこから一曲選び…。というのを繰り返していると、あるアーティストに出会った。それが「Tommy heavenly6」だ。

 

Hey my friend - Tommy hevenly6

 

Tommy heavenly6the brilliant greenのボーカル川瀬智子のソロプロジェクトの一つで、もう一つのソロプロジェクト・Tommy february6と対になる存在である。
…なんだかややこしいので整理してみる。

 

EVERYDAY AT THE BUS STOP - Tommy feburary6

 

パッと見るとよくある「バンドのボーカルだけソロプロジェクト始めてなんか違う曲調のシングル何枚か出すやつ」なのだが、中身は違う。このソロプロジェクト、プロデュースや作曲などほとんどすべてthe brilliant greenのメンバーだけで完結している。誤解を恐れずに言ってしまうと、「バンドのボーカルだけでソロプロジェクト始まったやつをやってみたくなった☆」という大人のお遊びなのである。


ソロプロジェクトの世界観がおもしろくて、いろいろ拗らせて恋に恋してる感じのTommy february6と、彼女が抱える闇を表現する人格Tommy heavenly6っていう対比で曲もMVも作りこまれている。めちゃめちゃ高2病っぽい。この設定好きなオタク多いと思う。

 

でも一番は世界観とかよりもなによりも、ブリグリもトミーも曲のセンスが良すぎて…。奥田氏、天才すぎる。
当時の流行りでは絶対にないんだよね。好きなことやってんなーっていう感じ。それが故、いつ聴いても刺さる人にはぶっ刺さり続けるというか。
わたしは見事にぶっ刺された。

 

特に、Tommy heavenly6の1stアルバム「Tommy heavenly6」がとてもよい。

 

 

80年代のオルタナティブロック(もしくはUKロック)を丁寧になぞったサウンドに、高2病な歌詞をうまく乗せているトミーの声という組み合わせが最強。
洋楽好きな人に刺さるんじゃないかな。Avril Lagvineの初期とも似ているかも。

 

まじでとにかく奥田曲のクオリティの高さと、川瀬ボーカルとの組み合わせが良すぎて、「この組み合わせが、J-POPオルタナバンドと拗らせポップとハードロックの3通りも聴けちゃうんですか??」というお得感がすごい。

 

ちなみに、the brilliant greenだと「愛の♡愛の星」が好き。

 

愛の♡愛の星 - the brilliant green

 

残念なのは、どのユニットも2022年現在ではほとんど活動していないことと、川瀬ボーカルはCDで聴くのが一番だということ
気づくのが遅いんだよなあああ。だれか、まだブリグリ界隈聴いている方いませんか?