太田あさひの日誌

旧・中西香菜さんがおすすめの映画をひたすら観るブログ。アンジュルムの中西香菜さんがおすすめする映画の感想だけでなく、旅行や考えごとについて書き残す。

メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種&Ⅲ種を取った感想

今年の初め、メンタルヘルス・マネジメント検定なるものを受けてみた。
なんだか胡散臭い検定名だが、大阪商工会議所が管理している資格で、企業でマネジメントや労務管理の業務を行う際はそれなりに力を発揮するらしい。
特にそんな業務をする予定はないのだが、単純に自分のメンタルヘルスをコントロールしたいので受けてみることにした。

 

わたしはこれまでの仕事人生4年半で転職を3回している。おそらく客観的に見たら「仕事を転々としてるヤバいやつ」と評価される可能性が多分にあるだろう。
これまでの転職は3回中2回はメンタルヘルス的な問題が原因だし、転職にはつながらずとも短期間休職するなんてことはざらである。
つまり、とにかく仕事ストレスに対する耐性が皆無なのである。

それなのに対人援助なんかに就きたいと思ってしまったものだから、「これはなんとかせんといかん」と思い立ち、いろいろと行動を起こしてみた。
そのうちの一つがメンタルヘルス・マネジメント検定の勉強である。

 

メンタルヘルス・マネジメント検定には3つのコースがあり、それぞれ対象が「Ⅰ種:経営者/労務管理職」「Ⅱ種:管理職」「Ⅲ種:一般社員」と設定されている。
わたしが受けたのはⅡ種とⅢ種である。

勉強してみて一番の感想は、「これ、この世の全管理職の必須知識にしてくれえ、、」である。
この検定の内容は、ストレスと身体症状との関係や、職場のメンタルヘルスに関する施策/法令の確認がメインの特にこれといって驚くようなこともない内容なのだが、「知っていそうで知らない」「言われたら気づくけれど意識して仕事はしていない」「他人のストレスには気づくけど自分のストレスには気づきにくい(逆も然り)」という盲点的な事柄も多く、管理職が体系的に学習して知識として持っておくことで、かなり職場環境が改善されそうだと感じた。

また、メンバーレベルの労働者にとっても、自分のメンタルヘルスを身体/精神的な面でも制度的な面でも"守る"術を学ぶことができるので、わたしのようなクソザコメンタルの人間でも少しは働きやすくなるかもしれない。

特に、長時間労働とストレスの関係、そこから生まれる健康被害について、改めて理論的・体系的に確認したことで、より一層働きたくなくなった(本末転倒)。
だって、長時間労働はメンタル的にストレスになるだけじゃなくて、身体の免疫機能が低下してがんのリスクが高まるんだよ???? 絶対に働き(すぎ)たくない!!
わたしは過去に公立学校教員をしていたとき、月間時間外労働150時間という素晴らしいレコードを取ったことがある。その時期は、頭の中で破裂音が聞こえたり、何もないところで転んだり、明らかに身体がおかしくなっていた。あれ、マジで突然死の前兆だったな…こわ…。長時間労働、よくない! そのときは、結局、身体も十分おかしくなっていたが、メンタルもバキバキにおかしくなり、出勤しようとすると涙が止まらなくなる事案が発生した。あのままメンタル不調が出ていなかったら突然死していたかと思うと恐ろしい…。メンタル壊してよかった!!

…なーんてわけはなく、一番はメンタルも身体も壊さず楽しく働けることだと考えているので、同じような悩みがある方、ぜひ、勉強してみてほしい。

 

ちなみに、勉強時間は1日1時間を1か月続ける程度で十分すぎる点数をとれたので、検定受験を考えている方はご参考程度に。

 

▼普通に公式テキストを2周くらい読むだけで勉強になる