太田あさひの日誌

旧・中西香菜さんがおすすめの映画をひたすら観るブログ。アンジュルムの中西香菜さんがおすすめする映画の感想だけでなく、旅行や考えごとについて書き残す。

スマイレージ主演映画『怪談新耳袋 異形』ネタバレ感想

先日、どうしても「恋んトス」が見たくて動画配信サービス「Paravi」に登録した。すると、スマイレージ主演のホラー映画『怪談新耳袋 異形』が見放題プランに入っているではないか! これは観るしかない!

 

怪談新耳袋 異形』(2012)

実際の怪奇体験を基に小説、テレビドラマ、映画など広くメディア展開している人気ホラーシリーズに、『富江 アンリミテッド』などの井口昇監督が挑んだホラー・オムニバス。『おさよ』『赤い人』『部屋替え』『和人形』の全4話から成り、人気アイドルグループのスマイレージが出演。山奥の旅館で恐怖体験をするアイドルの卵を和田彩花が演じるほか、福田花音竹内朱莉勝田里奈田村芽実中西香菜にさまざまな恐怖が襲い掛かる。独自のこだわりを持つ鬼才、井口監督がスマイレージをどう料理するのかに注目だ。

引用元:怪談新耳袋 異形 (2011) - シネマトゥデイ

(鬼才・井口監督のことは全く存じ上げないが、)アイドルがホラー映画の主演をするというのはわたしにとって見慣れた光景である。AKB48然り、ももいろクローバー然り、人気アイドルグループはだいたいホラー映画で主演する。そして、あの松嶋菜々子さんの映画デビュー作は、大作ホラー映画『リング』だったりする。つまり、ホラー映画で主演を演るというのは、芸能界でひと花咲かせるための布石なのである!(ホラー映画ではなく、バトロワ系映画やB級映画の場合もあるが、そういう語りはここでは省略する)

そんなことより、わたしが不安なのは、2012年当時の中西香菜さんが事務所に全く推されていないことだ。中西香菜さんが事務所に推されるのは、2013年の「ヤッタルチャン」リリース前後からの1年足らずの期間なのだ。(ちなみに、わたしが好きな推され西香菜さんは「ええか!?」の中西香菜さんである。かわいい。)この事前知識なしに観ると多大なショックを受けることになるので、新規中西香菜さん推しの方がいらっしゃれば、2012〜2013年の中西香菜さんのブログを全読みして動向を把握してからこの映画を観ることをオススメする(無茶なオススメをするな)。

 

さて、全4話のエピソード分割構造ということで、各エピソード毎に感想を記していきたいと思う。

 

『おさよ』 主演:和田彩花

あやちょかわええ〜〜〜!

あやちょ演じるシオリはデビュー前のアイドルという設定で写真集の撮影をしているのだが、もうその様子がめっちゃかわいい。声もかわいい。「きゃー!」という絶叫、いつまでも聞いていたい。あやちょは天然甘え上手なのか? あんな風に甘えられたら誰でも落ちる。現在の和田彩花さんの大人っぽい感じがない「スマあやちょ」(勝手に命名)なのがよい。

ちなみに、シオリは霊に取り憑かれた感じでエピソードが終わる。なぜ取り憑かれたのかはよくわからない。

 

『赤い人』 主演:竹内朱莉(&勝田里奈

りなぷー最高!!!!あんたは役者や!!!!(決して演技が上手いとは言っていない)

りなぷー演じるハルカとその彼氏・ヒトシとのやりとりが最高である。りなぷーのスクールカースト上位者特有の「ちょっとだるそうに文句言うけど根が純粋だから何してもかわいい女感」がやばい。謎の「赤い人」に怯えるりなぷーに肩を掴んで縋られているヒトシを見て、「ヒトシ、そこを代われ」と思わない人類はいないに違いない。りなぷーと付き合いたい。たけちゃん演じる姉・アイリに対して冷たいのも思春期で良い。「りなぷー×思春期=最高」。

たけちゃんはたけちゃんそのものだった。「やべっ」とか言ってるのがかなりたけちゃんだった。

ちなみに、アイリ、ハルカ、ヒトシは全員「赤い人」に感染?してエピソードは終わる。なぜ感染したのかはイマイチわからない。

 

『部屋替え』 主演:福田花音

まろ、かわいい〜〜〜!

俺はあんたの喋り方が大好きなんだ!(急に誰)

喋り方、本当に好き。「アイドル三十六房」というタワレコのアイドルトーク番組に福田・中西で登場したときのあの喋り方に惚れてから本当に好き。大好き。次はあなたのその気怠そうなのにぶりっ子が似合う感じを活かした役をもらってください。

ちなみに、怪奇現象が怖いというよりも、親がクズという結論に達してこのエピソードは終わる。

 

『和人形』 主演:田村芽実(&スマイレージ全員)

不安、的中してしまう。

中西香菜さんが主たる役を演じるエピソードは1つも用意されていなかった。オタク、かなしい。なんなん? こんな露骨な干され方あるか? ああ? やんのかテメー! こっちは推しが主演のエピソード用意されなかったオタクなんだよ! みんな大根演技でも主役のエピソード用意してもらってるじゃない! りなぷ〜は脇っぽかったけど、でもメインに食い込むキャラクターじゃない! めっちゃセリフあったじゃない! かななんは台詞ないに等しいよ! …わかった、もう、わたし、中西香菜さんのこと一生推す。決めた。(ちゃんちゃかちゃーん! 気が狂ったため、「2012年にタイムスリップし古参オタクになった気持ち」を手に入れた!)

でもいいよ、めいめいの演技が良かったから(「上手い」とは言っていない)。お芝居を知っている子の演技だった。りなぷ〜がナチュラルボーンはまり役だったのに対し、めいめいはしっかり役に合わせて用意してきた演技派だった。素晴らしい。伸び代とセンスをかなり感じる演技だった。念押しするが、演技が「上手い」とは言っていない。

ちなみに、めいめい演じるミサキはなんだかわからんけど怪奇現象で死ぬ

 

4話を見終えた。つかれた。一切怖くなかった。かわいかった。

 

最後に確認しておきたいことがある。小学校の頃からの幼馴染という設定のスマイレージ6人中、無事な状態で生き残ったのは、おかめコンビ(福田&中西)だけということだ。他のメンバーは、霊に取り憑かれたり、感染したり、死んだりしている。だがしかし! かにょんとかななんは無事なのである! かななんに至っては怖い思いもあまりしていない。これはもう逆に推されてると考えてもいいのでは? かななん、「温存」という手法でめちゃくちゃ推されていたのでは?

…もう何を言っているのかわからないので、かわいい舞台挨拶動画でさようなら〜〜〜。

 

※一応断っておくが、これはオタクの贔屓目スコープを感度最大にして観た結果の感想である。全員大●演技&シナリオが●ソということにはあえて触れていない。こちらの方の感想がかなりガッツリそのことに触れていたので僭越ながらリンクを貼らせていただく。この方の「Jホラーでも稀に見る底抜けの駄作っぷりなので、DVDでもいいので逆に観て欲しい」作品である、という評には完全同意する。